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|- | - | - | 2009.07.29 Wednesday
葬儀や法事・法要のマナー、お墓や仏像の値段やデザイン、札幌の仏事を中心とした情報などを集めました。 |
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「知らないと損をする!仏事コンサルと学ぶ、葬儀やお墓のこと」は、タイトルを変更して移転いたしました。 お手数ですが、ブックマークなどの変更をお願いします。 葬儀やお墓の事で困っている人を応援する!「仏事サポート札幌」
|- | comments(0) | trackbacks(0) | 2009.07.29 Wednesday
こんにちは、仏事コンサルタントの典正です。
最近、お寺を探すのに苦労している方のお話をよく聞きます。 電話帳を見て順番に電話して受け入れてくれる寺院を探してもなかなか良い出会いは無いようです。 囲い込みをしたい寺院と、供養はしたいけれど縛られるのを嫌う一般の方との温度差を感じます。 今週のお題は、「エンディングノート」です。 厳密に言うとこれは仏事とは少し違いますが、葬儀のやり方などについての自分の意思を家族に残すことでもあるので、ここで取り上げさせていただきます。 エンディングノートというのは、その人の経歴、大事なものの保管場所、希望などを書いたノートです。 どんな事を書くかというと、 ・自分史 ・所有財産や負債(不動産、株、ローン、借金など) ・親戚、友人の連絡先(葬儀に呼ぶかどうか、死後にも関係を継続するかどうかなど) ・遺言書の有無、ある場合は保管場所 ・保険会社の連絡先や担当者など ・自分が認知症になった場合のこと ・延命治療についての考え ・葬儀についての考え、寺院の連絡先、生前予約の有無、葬儀社の連絡先 ・献体についての考え ・法事についての考え ・大事なものの保管場所 ・遺産の用途についての希望 ・その他、家族に伝えたいこと などです。 基本的には、遺言書とは違い、「希望」なので、遺言書とは別に用意したら良いと思います。 なんとなく気恥ずかしい気もしますが、しっかりと書いて下さいね。 何も書いていないノートに書いて行くのも良いですが、質問が書いてあるノートが1000円前後で売っているので、それを買って書いていくと書きやすいと思います。 書き終わったノートの存在は誰かに伝えておいて下さいね。 昨日の北海道新聞の朝刊に、聴き書きボランティアのことが載っていました。 聴き書きというのは、お年寄りに昔の話をしてもらい、それを文章にまとめる事によって、その人の生きた記録や地域の歴史などを、文字に残していくことです。 私の知り合いで、聴き書きをしてそれを一冊の本にまとめてお渡しするという仕事をしている方が居ます。 その方が言うには、お年寄りに若いときの話を聞いていると、話し手であるお年寄りは、その頃の自分に戻ってどんどん若返って行くんだそうです。 また、その本を見た子ども達が、父や母の生きてきた歴史を知ることによって、尊敬の心が生まれ、家族の絆が強くなるそうです。 自分史は一人で書こうとすると何を書いて良いのか分からなくなる事があるので、対話形式で誰かと話して、それを文章におこして書いてもらうのも良いかもしれません。 自分史だけではなく、残された家族のために、エンディングノートを書いておくというのは大事なことだと思います。 なかなか書くのは大変かもしれませんが、あなたもエンディングノートを書いてみませんか? JUGEMテーマ:学問・学校 こんばんは、仏事コンサルタントの典正です。
先日の北海道新聞に、上ノ国の第三セクターが始めた墓参り代行のことが載っていました。 http://news.goo.ne.jp/article/hokkaido/region/200903216342-hokkaido.html これからこういうのが増えていきそうですね。 今週は、普段とはいつもとはちょっと趣向を変えて、積み団子の作り方です。 積み団子は、葬儀の時には、枕団子などとも言われています。 積み方も色々なバリエーションがあるようですが、札幌ルールで説明します。 葬儀の時には葬儀社(仕出料理屋)にお願いしたら持ってきてくれるかと思いますが、自宅で積み団子を作れたら、親族に一目置かれるかもしれませんよ♪ ●宗派 浄土真宗では用いません。 ●いつ使うの? 葬儀の時、初七日〜四十九日、一周忌や三回忌などの回忌など、彼岸、お盆。 初七日〜四十九日は本当は霊供膳とともに毎日作れると良いですが、それも大変だと思うので、七日ごとで良いと思います。 まとめて作って、冷凍庫というワザもあります。 ●レシピ 上新粉にお湯を加えて、耳たぶくらいの硬さになるまでこねます。 そのあと、均等に切り分けて、丸くして、それを茹でます。 浮いてきたら、お湯から出して冷まします。 蒸して作る方法もあります(こっちの方がメジャーかもしれません)。 積んでから蒸します。 手間がかかるかと思いますが、故人の事を考えながら作る時間というものも貴重なのだと思います。 忙しくて時間をかけられない・・という方にはラップをかけてレンジでチンというワザもあります。 形が崩れていたら、冷める前に整えましょう。 塩を加えておくと、その後の型崩れがおこりにくくなるようです。 均等に切り分ける時は、一度棒状にしてから切ると均等にしやすいと思います。 □□□□□□□□□□ 棒状にして切る ↓丸める ○○○○○○○○○○ ●積み方 4・3・2・1と並べたものを一番下に、次に3・2・1、2・1、1と積み上げていきます。 形としては三角錐ですね。 お参りする人の方に三角の尖った方が向くように供えます。 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ <お参りする人> 必要なお団子は、全部で20個×2(対にします)=40個となります。 ●食べる お参りが終わったら、積み団子はみんなで食べましょう。 お汁粉なんかも良いですね。 ・・・ 今週はちょっと変わった試みでした。 感想などいただけたら嬉しいです。 JUGEMテーマ:学問・学校 こんにちは、仏事コンサルタントの典正です。
明日からお彼岸ですね。 まだまだ寒いので、お墓参りには暖かい服装で行ってくださいね。 今週のお題は、お経についてです。 「経」というのは、釈迦の弟子たちが釈迦の死後にその教えをまとめたものです。 日本で読まれているお経は漢語(漢字)で書いてありますが、それは訳経僧と呼ばれる僧侶がパーリ語(インドの言葉)から漢語(中国の言葉)に翻訳したものです。 日本では、日本語には翻訳せずに漢語のものを読んでいます。 経のほかにも、規則・道徳などをまとめたものを「律」、経の注釈書を「論」と呼び、それらをまとめて三蔵と言います。 三蔵に精通したものを三蔵法師と呼んでいましたが、時代が下ると、訳経僧の事を三蔵法師と呼ぶようになりました。 さて、お経についてです。 釈迦の死後に弟子たちは混乱し、釈迦の教えが曖昧になってきました。 これはヤバイ!と思った摩訶迦葉(まかかしょう)が釈迦の教えを正しく伝えるためにまとめようと決意しました。 ●第一結集 摩訶迦葉を中心とした釈迦の弟子500人が集まって会議を行い、経と律を決めました。 決めた、というよりは、釈迦の言葉の確認作業だったようです。 これを第一結集(だいいちけつじゅう)と言います。 ・中心人物 摩訶迦葉 弟子の筆頭。 ・経の担当編集責任者 阿難(アーナンダ) 釈迦の晩年に常に行動をともにしていた秘書的存在。 釈迦の話を一番聞いていた。 釈迦が生きていた頃には覚っていなかったが、摩訶迦葉の指導により第一結集の前に覚りを開いた(覚っていない者は結集には参加できなかった)。 ・律の担当編集責任者 優波離(ウハリ) 釈迦の弟子の中で持律第一と呼ばれ、戒律に精通していた。 500人で、「私はこうやって聞いた」「たしかに言ってた」というやりとりをしながらまとめました。 お経の最初が「如是我聞(私はこのように聞かせていただきました)」で始まる事が多い(宗派にもよります)のはそういうわけです。 最初の頃は釈迦の教えは書物によってではなく、暗記によって保持されていました。 書く事によって教えが自分のもとを離れてしまう、という考えからだったようです。 ●日本製、中国製のお経 中国で作られたお経もあり、偽経または疑経と呼ばれています。 以前に書きました、盂蘭盆経が有名です。 日本で出来たお経もあります。 ・曹洞宗の修証義(しゅしょうぎ) 曹洞宗の宗祖道元の著書「正法眼蔵」から抜粋し、まとめたものです。 ・正信念仏偈(正信偈:しょうしんげ) 浄土真宗の宗祖親鸞の著書「教行信証」に収められていた偈文 などです。 これらは、よく読まれています。 お経は亡くなった方のために読むという意味もありますが、生きている方のために読むという意味合いが大きいです。 最初のうちは意味がまったく分からないですが、何度も繰り返し読んでいるとなんとなく分かってきます。 お彼岸でお経を聞く機会も増えるかと思いますので、このお経はどんな事を言っているのかな?と興味を持って耳を傾けてみてくださいね。 JUGEMテーマ:学問・学校 こんにちは、仏事コンサルタントの典正です。
おくりびとブームで、納棺師に注目が集まっているようですね。 今週は浄土宗の宗祖である法然房源空のお話です。 法然(ほうねん)は浄土宗の宗祖であり、元祖と言われています。 ●時代背景 法然が生きた時代は、武士の世界で平氏が隆盛を極め、その後、鎌倉幕府が興ったくらいまでの時代です。 釈迦の死後1000年を、正しい仏教が行われる正法の時代、 次の1000年を正しい教えが失われ、形だけの教えが残っている像法の時代、 そして、その後には正しい仏教がまったく行われない末法の時代が来ると考えられていました。 戦乱や天災などで荒れ果て、いよいよ末法の時代になったと考えられた頃、浄土教という思想が広がっていきました。 しかしこれらの浄土教や、旧仏教は、民衆に対しては何もしてくれませんでした。 お金がかかったり、厳しい修行を必要とするものばかりだったのです。 そんな時代に法然は登場します。 ●幼少時代 法然は西暦1133年に、美作国(みまさかのくに:現在の岡山県の東北部)久米の押領使(地方警察のような仕事)の漆間時国と秦氏の子として生まれました。 幼名は勢至丸。 勢至菩薩のように賢い子どもになって欲しいという想いでつけられたのでしょう。 法然が9歳の時、父の漆間時国は、源内武者貞明に夜襲をかけられて重傷をおいます。 「決して仇討ちはするな、お前が仇討ちをしたら敵の子もまたお前を討つだろう。それよりも、全ての人が救われる道を探し、悩める人々を救って欲しい」 敵討ちの連鎖を止めて欲しいという、父の遺言でした。 この話には後日談があり、源内武者貞明とその子孫も浄土の教えを信仰したそうです。 ●出家 法然は、父の遺言に従い仇討ちをせず、僧侶である叔父のもとに弟子入りしました。 そして15歳の時に比叡山(天台宗)にのぼり出家します。 18歳の時には、比叡山での最初の師・源光と、その時の師である叡空からそれぞれ一字をもらい、法然房源空となりました。 それから浄土宗を開宗するまで28年間で、膨大な量の経典を5回読んだと伝えられています。 ●開宗 中国の善導大師(ぜんどうだいし)の記した観無量寿経疏(かんむりょうじゅきょうしょ)の一節を読み、浄土宗の開宗しました。 43歳の時でした。 その一節とは、「阿弥陀如来の本願を信じ、南無阿弥陀仏と唱えれば全ての人は、もれなく救われる」というようなものです。 阿弥陀如来が法蔵菩薩だった時に立てた四十八の誓願の十八願に、「南無阿弥陀仏と唱えた人を救えないなら私は仏になりません」とあります。 法蔵菩薩は阿弥陀如来になったのですから、南無阿弥陀仏と唱えた人は、全て救われるはずだ、という論理です。 法然に大きな影響を与えた善導大師は浄土宗では高祖と呼ばれ、仏壇では法然とともに阿弥陀如来の脇侍として祀られます。 浄土宗は、それまでの浄土教と違って、お金がかからなく、理解もしやすい教えだったので、貴族だけではなく庶民の間にも爆発的に広がっていきました。 ●親鸞 のちに浄土真宗を宗祖となった親鸞は、法然の弟子でした。 親鸞は比叡山で20年修行しましたが、自力修行の限界を感じ、比叡山を下りて六角堂にこもります。 そこでの夢のお告げに従い、法然のもとに通い、弟子となりました。 ●承元の法難 浄土宗は急速に広がっていきましたが、それを快く思っていなかった旧仏教からの攻撃を受けることになります。 比叡山や興福寺からの働きかけによって、法然は讃岐、親鸞は越後に流罪になりました。 4年後、法然は許されて京都に戻りましたが、2か月後に亡くなります。 80歳でした。 法然が亡くなった地には、現在、浄土宗の総本山・知恩院があります。 法然の死後、弟子たちがいくつかの流派に分かれて教えを広めていきました。 ・・・ 長くなってしまいました。 ここからは余談となります。 法然房源空の、法然房というのは房号で、源空が諱(いみな:忌み名)です。 諱というのは実名の事で、諱を呼ぶことが出来たのは主君や親だけでした。 それ以外の人が諱を呼ぶのはとても失礼だということで、別の呼び名が必要になります。 ○○房△△とか○○坊△△という名前を聞いたことがあるかと思います(武蔵坊弁慶など)。 かつては、僧侶が住んでいる建物のことを僧房と呼び、僧房が集まった区画を僧坊と呼んでいました。 法然房源空の場合は、法然房の源空さん、と言ったところでしょうか。 ですから源空といった方が正しいのかもしれませんが、法然の方がメジャーなので、ここでは法然と表記しました。 貴人の諱を忌み避けることを、避諱(ひき)と言います。 中国においては、上に立つものが誰も居ない「皇帝」の場合、避諱は恐ろしいほどの威力を発揮します。 どう恐ろしいかというと、その字が世の中で使われなくなり、代わりの字が使われるようになります。 これは、中国経由で日本に来たお経の翻訳にも影響を与えました。 啓蟄(けいちつ)は中国では驚蟄と書かれますが、これも避諱の影響です。 JUGEMテーマ:学問・学校 こんにちは、仏事コンサルタントの典正です。
今日は朝からすごい雪ですね。 寒いのが苦手な私としては、早く春になってほしいものです。 今日の北海道新聞に認知症サポーターについて載っていました。 NPOが主導で養成しているようなのですが、全国で100万人の養成を目指しているようです。 私も時間を作って研修を受けてみようと考えています。 もしよろしければHPをご覧ください。 http://www.caravanmate.com/ 今週のお題は「宗祖」や「開祖」などと言った言葉についてです。 僧侶のお話を読んでいると、僧侶の名前に、宗祖・開祖・元祖・高祖・太祖などという言葉がついてくることがあります。 資料によって呼び方が違ったり、呼ぶ側の立場などによって呼び方が変わる事もあり、かなり曖昧なのですが、これらをまとめてみました。 ・開祖(かいそ) その宗派を開いた人の事を言います。 例) 真言宗の開祖は空海です。 ・宗祖(しゅうそ)、祖師(そし) 開祖と同じような感じですが、開祖よりも少し枠組みが大きいようです。 臨済宗では、中国で臨済宗を開いた臨在義玄を宗祖、日本で臨済宗を開いた栄西を開祖としています。 たんに祖師というと日蓮の事を指すことが多いようです。 ・元祖(がんそ) 浄土真宗の宗祖の親鸞の師の法然の事を指す事が多いです。 ・高祖(こうそ) 開祖に準じる人の事を指すようです。 曹洞宗の道元は実質的には開祖ですが、高祖と呼ばれています。 これは宗派を開いたわけではないからなのだと思います(道元は弟子に特定の宗派名を名乗るのを禁じていました)。 ・太祖(たいそ) 「太」というのは、非常にすぐれたという意味です。 主に曹洞宗の中興の祖、瑩山紹瑾(けいざんじょうきん)の事を指します。 ・開山(かいさん) 寺院を建立した人(初代住職)を指します。 ・開基(かいき) 開山と同様な使われ方をする事もありますが、特に分けて言う場合は、スポンサーを指します。 ちょっとマニアックな気もしますが、一度疑問に感じると、気になる事だと思い、まとめてみました。 JUGEMテーマ:学問・学校 こんにちは、仏事コンサルタントの典正です。
「おくりびと」がアカデミー賞の外国語映画賞を受賞しましたね。 まだ見ていない方は、DVDが3000円くらいで買えるのでぜひどうぞ! 今週のお題は「写経(しゃきょう)」です。 おそらく、お寺で行う参加型のイベントとしては、坐禅とともにメジャーなものだと思います。 現代のように印刷技術が発展していなかった時代には、写本(しゃほん)というのは、どうしても必要な作業でした。 印刷技術の発展に伴って写本は衰退していきますが、写経は修行の一環として残りました。 ●法華経 法華経には、この経典を受持・読誦・解説・書写して説の如く修行すれば、大願成就する、と説かれています。 写本が衰退しても写経が衰退しなかったのは、それがただ単に複製が目的ではなかったからでしょう。 法華経は長いので、一般の人には一部(観音経など)が写経されることが多いようです。 ●写経する経典 般若心経が人気です。 お経自体の人気もありますし、長さとしても手ごろなのでしょうね。 般若心経を読まない浄土真宗の場合は、阿弥陀経や重誓偈などを写経します。 日蓮宗の場合は前述の法華経です。 もちろん、このお経じゃないとダメ!というものはありませんので、お好きな経典を写経してください。 ●用意するもの ・筆 画数の多い字を書くことが多いので、細めのものを使用します。 写経用の筆もあります。 ・墨 粘りが少ないものが適しています。 唐墨ではなく和墨の上質なものを使います。 ・硯 墨をするのも一連の作法に含まれていると考えましょう。 ・紙 最初は薄く字が入っている紙を使います。 慣れてきたら罫線だけのものに書いてみましょう。 薄く字が入った紙は100円ショップでも売ってます。 ・手本 経文が書かれた紙です。 これを参考に書いていきます。 ・文鎮、下敷き 紙を固定するのに使用します。 これくらいあれば始められます。 セットで売っているのでそれを買っても良いですね。 もう少し本格的にしたい方は、次のものを用意します。 ・塗香 手のひらに塗り、手を清めるお香です。 ・覆面瓠(ふくめんこ:マスク) 経文に直接息がかからないようにマスクをします。 ●写経 1.身なりを整え、手を洗い、正座します。トイレは済ませておきます。環境も大事です。周囲の整理や掃除をしておきましょう。テレビやラジオは消します。また、電話などで中断されないようにします。 2.墨をすりながら精神統一 3.経文を唱える 4.写経スタート ●決まりごと 次のような順番で書いていきます。 1.内題。お経の正式名称です。 例 摩訶般若波羅蜜多心経 2.本文。一行17字と決まっています。 3.奥題。省略した名称です。 例 般若心経 4.願文。右為○○(誰の為、何の為など) 写経願主△△(自分の名前) 平成×年□月▽日 最初は薄く手本が書いてある紙を使いましょう。 ●書き損じたら? 書き直すのが一番良いですが、誤字の場合はその字の右に黒い点を、脱字の場合は字と字の間に黒い点を書き、上か下に入れたい字を書きます。 書き直した場合は、書き損じた紙はそのまま捨てずにお焚き上げしましょう。 ●写経が終わったら 書き終わったお経は粗末に扱わないでくださいね。 お焚き上げをするのも良いですが、寺院に納める(納経:のうきょう)のが良いでしょう。 納経料は500円〜1000円くらいです。 他にも、自分や家族の棺に入れてもらったり、納骨壇の中にお骨と一緒に納める方もいます。 JUGEMテーマ:学問・学校 こんにちは、仏事コンサルタントの典正です。
知り合いに、チキタビというサイトを教えてもらいました。 色々な地域の体験講座を探すことの出来るサイトです。 http://tikitabi.com/ 「写経・寺院体験」というカテゴリもあって、見てみたら写経や座禅、阿字観などが出来る寺院が多数掲載されています。 北海道は?と思い探してみたのですが、残念ながらゼロでした。 北海道の寺院の方、登録してみませんか? 掲載料は無料ですよ! やはり北海道は、自然に触れる系の体験講座が多いんですね。 今週のお題は、「坐禅(ざぜん)」です。 座禅とも書きますが、坐禅の方が正しいようです。 禅宗の中には曹洞宗と臨済宗という宗派が存在します(他にも黄檗宗があります)。 臨済宗では看話禅、曹洞宗では黙照禅という坐禅を行い、自分にもともと備わっている仏性の自覚を目指します。 臨済宗の修行法である看話禅は公案禅ともいい、公案を重視します。 公案というのは、もともとは国家の法令や判例の事で、それが転じて修行者が究明すべき課題のことを指すようになりました。 アニメ一休さんで、「そもさん」「せっぱ」とやっていたのを見たことがある方もいらっしゃるかと思います。 意味としては、「問題出すよ!」「受けてたとう!」といった感じです。 その後に出されるのが公案です。 一休さんは臨済宗の僧侶だったのです。 大河ドラマ、独眼流政宗に出てきた、政宗の先生である虎哉宗乙も臨済宗の僧侶です。 番組中では、政宗の幼少時代に、両手を叩いて、「右の手が鳴ったか、左の手が鳴ったか?」という問題を出していました。 そういった問題を、坐りながら(時には何かをしながら)考えるのが、看話禅です。 黙照禅は曹洞宗の修行法で、ただひたすらに坐禅をします(これを只管打坐:しかんたざ、といいます)。 一般的に坐禅というと黙照禅をイメージされる方が多いのでは無いでしょうか。 公開中の映画「禅ZEN」でしているのは、こちらになります。 一般の方が座禅体験に行くと、臨済宗の寺院だったとしても、あまり問答はせず、坐り方を教えてくれるようです。 坐り方については、臨黄ネットが詳しいのでご覧ください。 http://www.rinnou.net/ こちらの「坐禅と修行」というところです。 さっぽろ駆け込み寺の記事が北海道新聞のWEB版に載っていました。 北海道新聞WEB版「駆け込み寺開設、初日は2人入居」 http://www.hokkaido-np.co.jp/news/life/147210.html さっぽろ駆け込み寺について、 http://www.rengo-hokkaido.gr.jp/monthly/2009_0130_suport-temple.html JUGEMテーマ:学問・学校 こんにちは、仏事コンサルタントの典正です。
今年は雪が少ないと思っていましたが、やっぱり天は帳尻あわせをするようですね(笑) 先日、私の所属しているライフデザインラボの代表である佐佐木絵里沙が「220ヶ国の子どもたちにバルーンアートを配ろうプロジェクト」でフィリピンに行ってきました。 ↓佐佐木(バルーンアーティストえす)のHP http://www.es-sence.com/ 佐佐木は去年の末あたりから、北海道新聞と朝日新聞に何度か掲載されたりラジオ出演したりしているので、もしかしたら「どこかで名前を見たかも」という方もいらっしゃるかもしれません。 その佐佐木がフィリピンに行ったときにお世話になった「かおりさん」がゲストライターを務めるブログを見ていたら、フィリピンの葬儀について書いていました。 http://ameblo.jp/sol-bloma/entry-10186470378.html 国や宗教が違えば、葬儀も大きく違います。 日本の葬儀も外国から見たら不思議な感じなんでしょうね。 さて、今週のお題は、「六地蔵と六観音」です。 それを説明する前に、まず六道(りくどう、ろくどう)について説明します。 六道というのは、仏教における世界観で、輪廻(りんね:狭義では生まれ変わり)にも関係してきます。 ・天道 ・人間道 ・修羅道 ・畜生道 ・餓鬼道 ・地獄道 この六つをあわせて六道(または六種、六界)と呼びます。 六道は煩悩の世界です。 天界はとてもハッピーな世界のようですが、一番ハッピーな天界だとしても、他の世界同様に死が訪れます。 この世界を繰り返し繰り返し輪廻していくというのが、六道輪廻です。 中国の天台宗の開祖、智者大師の著書「摩訶止観」によると、六道の他にさらに、 ・声聞界 ・縁覚界 ・菩薩界 ・仏界 の4つがあり、合わせて十界としています。 また、六道にはそれぞれ観音菩薩がいて、衆生を救う、ともあります。 これを六観音信仰といいます。 六観音信仰は、主に貴族の間で流行しました。 六地蔵信仰というのもあり、どちらかというとこちらの方がメジャーだと思いますが、こちらは日本独自の信仰です。 どういう経緯で六地蔵信仰が出来てきたのかは実ははっきり分からないのですが、真言宗が関係しているようです。 こちらは、六観音信仰とは違い、農民の間で流行しました。 六道(特に地獄)で救われるという信仰には、7世紀前半に日本に伝えられた浄土教の影響があるようです。 浄土教の流行によって、地獄に堕ちる事をおそれた人たちに支持されました。 貴族と違い寄進などを行えない(=救われない)民衆がすがる、最後の砦といえるものだったのでしょう。 また、大地の恵みを与えてくれる(とされる)地蔵菩薩は農民に親しまれていたのだと考えられます。 今昔物語には、地獄に堕ちて地蔵に救われたという話が多数載っています。 ところで、輪廻というのは、仏教以前からあったようで、インドの身分制度であるカースト制度において、とても便利な考え方のようです。 「あなたが今のカースト(身分)にいるのは、前世でこういう事をしたからですよ!」という説明で、身分制度を納得させるのに便利だったのでしょう(おかしな話ですが)。 釈迦の教団には身分制度はありません。 入った日の違いによる兄弟弟子関係はありました。 ・・・ 先日、ライフデザインラボがお世話になっている法人の方で、このブログの読者でもある方から本を2冊いただきました。 改めて御礼を述べさせていただきます。 ありがとうございました。 JUGEMテーマ:学問・学校 こんにちは、仏事コンサルタントの典正です。
映画「禅ZEN」を見てきました。 役者の皆さんの演技がすばらしかったです。 しかし、道元の生涯は2時間という時間では少し物足りなかったよう に思います。 映画館では無理でしょうが、10時間くらい時間をかけて見てみたい 題材だな〜と思いました。 今週のお題は、死装束についてです。 葬儀の時くらいにしか見る機会はありませんが、最後に着る服なので知っておいて損は無いと思います。 昔は故人の周囲の女性が数人で引っ張り縫いで仕上げていた死装束ですが、現代は葬儀社の担当者や湯灌師の方が既製品を持ってきて着せてくれます。 引っ張り縫いというのは、複数の人が協力して各所を縫うことで、忌を分散させるためだともいわれています。 JUGEMテーマ:学問・学校 |